【 雨季対策 】 雨雲レーダーアプリ「TVIS」の活用法 

【 雨季対策 】 雨雲レーダーアプリ「TVIS」の活用法 

タイの雨季は例年5月からが本格突入ですが、
今年は4月から突発的に雨が降り、雨季のような天候が続いております。

iPhoneやAndroid端末には、天気アプリが標準搭載されておりますが、
広範囲のエリアが対象なため、ピンポイントでの確認には限度があります。

例えば、端末の天気アプリで「晴れ」と表示されていても、実際は雨が降っている事があったり、バンコクと表記されても広範囲のため、プロンポンエリアで豪雨であっても、サラデーンエリアでは晴れている事や、その逆も多々あります。

そこで、タイの雨雲の様子を確認できる雨雲レーダーアプリ「TVIS」を活用して、
雨対策が有効であるか検証してみました。無料アプリのため、これからの雨季対策としてお気軽にご利用頂けます。

1.「TVIS」とは?

「TVIS」とは、NECTEC(タイ国立電子コンピューター技術研究センター)が提供する地図・ナビアプリで、最新の雨雲レーダーを確認できる他、タイ国内の最新の交通状況を収集し、CCTVの画像やラジオのニュースをアプリ内で確認できる特徴を備えております。
 
「TVIS」のiOS用、Android用アプリは、下記からご利用頂けます。

2.利用方法


「TVIS」の利用方法は、とて簡単です。
アプリ起動後、左上の「雨雲レーダー」のアイコンをタップすると、最新の雨雲情報が表示され、青いマークの現在地を拡大して、ピンポイントで確認可能です。
 
雨雲は、最も弱い「青」から最も強い「紫」まで識別されて表示されます。
「青や緑」であれば「小雨」、「黄色や赤」であれば「強雨」、「紫」であれば、「最も強い豪雨」の目安となります。
 
また、画面右下の「移動画像」のアイコンをタップすると15分置きの過去2時間の画像が連続表記され、雨雲が移動する様子を確認する事ができます。

3.検証例

■ 検証例1
この日は、快晴でしたが突然雨が降ってきました。
端末の天気アプリでは「一部曇り」の表記。一方、「TVIS」の雨雲レーダーでは、11:45の現在地が黄色で表記されており、強めの雨の状況と一致しております。

また、現在地のサラデーンエリアでは雨ですが、プロンポンエリアでは、雨雲が表示されていないため、局地的な雨である事が分かります。

■ 過去の雨雲レーダーを確認
12:30現在の時刻で、過去2時間の雨雲レーダーを確認しております。
実際は、15分置きの画像が順に表示されますが、上記は30分置きに割愛して一覧表示しております。

10:30~11:30まで現在地に雨雲が無い事が分かります。
12:00にはやや強い黄色の雨雲が表示され、12:30にはやや弱い緑雨雲が表示されてます。突発的な雨雲の発生である事や、雨雲の移動が速い事から直ぐ止むことを想定しました。実際、13:00過ぎには雨が止みました。


■ 検証例2
この日も、快晴でしたが突然雨が降ってきました。
端末の天気アプリでは「広範囲で曇り」の表記。一方、「TVIS」の雨雲レーダーでは、13:25の現在地が緑で表記されており、雨の状況と一致しております。

■ 過去の雨雲レーダーを確認
13:25現在の時刻で、過去2時間の雨雲レーダーを確認しております。
実際は、15分置きの画像が順に表示されますが、上記は30分置きとして一覧表示しております。

11:40~12:10まで現在地付近に雨雲が無い事が分かります。
12:40にサムットプラカーンエリアで雨雲が発生し、13:10~13:25の画像で、雨雲が北上している事が分かります。突発である事、雨雲の移動が速い事から、この日も1時間程度で雨雲が通過する事を予想しました。実際、14:30過ぎには雨が止みました。

4.メリットとデメリット

「TVIS」のメリットとデメリットは、以下の通りです。
 
■ メリット
– 現在地の雨雲模様がピンポイントで確認可能
– 5分置きに雨雲模様が自動更新される
– 過去2時間の雨雲模様が確認可能
– 無料で利用可能

 
■ デメリット
– タイ語のみである
– 雨雲の予報機能は備えていない
– 雨の通知機能は備えていない
– CCTVの項目は読み込みが遅い

5.まとめ

検証例から「TVIS」の雨雲レーダーは、最新の情報を正確に確認できるため、手動ではあるものの、雨対策として有効であると考えます。

特に雨が降り始めた時、雨雲がどのように移動しているか確認すれば、どれくらいで雨が止むか予想ができるため、早速活用しております。
 
また、予報機能を兼ね備えた天気情報アプリ「Rain viewer」についてもご紹介させて頂いておりますので、併せてご参照下さいませ。どちらも無料で利用できるため、雨対策の1つとして活用してみてはいかがでしょうか?

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