情報漏洩が起きるとブランド価値や信頼性が下がったり、情報漏洩により被害が出た（あるいは出る可能性のある）顧客へ対しての対応に追われたり、実際の被害額以上の被害がでます。
そのため、セキュリティ対策は企業活動において必須となっておりますが、実際のところ、どのように対策をすればよいのでしょうか？
1．情報漏洩の原因
答えの一つとして、実際に起きた情報漏洩の原因に対して対策を講じるということをお勧めいたします。例えば、「特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会」が、2018年に発表した「情報セキュリティインシデントに関する調査結果」には、実際に起きた情報漏洩の原因の割合がまとめられております。
（引用：JNSA, 2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書）
人為的ミスから、マルウェアなど外部からの攻撃まで様々な原因がありますが、これらの原因に対してどんな対策を取ればいいのでしょうか？
今回は、弊社のご提供するWizberryとDeep Instinctにより、これらの原因に対してどのように対策を取れるのかをご紹介いたします。
（過去の記事はこちらから Wizberry / Deep Instinct）
2．WizberryとDeep Instinctによる対策
ベリーモバイルでは、これらの原因に対して取れる手段として、WizberryとDeep Instinctをご提供しております。Wizberryは端末の管理・セキュリティポリシーの徹底と強制により情報漏洩を防ぐEMM(Enterprise Mobile Management)サービス、Deep InstinctはAIを用いてマルウェアの攻撃を未然に防ぐサービスです。実はこの2つで、情報漏洩の原因の約53％を防ぐことができます。
さらに、Wizberryの特徴はセキュリティポリシーを徹底・強制できることにあり、御社でセキュリティポリシーを設定することにより、管理ミスや誤操作の頻度の軽減にも活用できるので、情報漏洩の原因をほとんどカバーする対策を講じることができます。
では、具体的にどのように対策をすることができるのかをご紹介いたします。
3．具体的な対策方法
・端末の置き忘れ・紛失（26.2％）、盗難（3.8％）
Wizberryでは、遠隔で端末をロックしたり、端末内のデータを削除することが可能です。これにより、端末が社外の人の手に渡っても、端末内のデータを抜き取られる可能性を軽減できます。
・目的外使用（0.7％）、不正な情報持ち出し（2.3％）
会社に黙って会社支給端末をプライベートに利用したり、あるいはプライベートな端末やアプリで会社情報を扱ってしまうことにより情報が漏洩する可能性もあります。しかし、Wizberryではコンテナと呼ばれる技術で、業務用のデータとプライベートのデータを1つの端末内で切り離したり、業務用のデータを外に持ち出したりする操作（転送・コピー＆ペースト・スクリーンショットなど）を制限することができ、情報漏洩の可能性を軽減することができます。
・管理ミス（12.2％）
管理ミスの定義は、「作業手順の誤りや情報の公開、管理ルールが明確にされていないために漏洩すること」なので、セキュリティポリシー（社内・社外の情報のやり取りのルール、アプリの利用制限、社内で使用するアプリの統一など）を設定することにより、漏洩の可能性を軽減することができます。Wizberryではポリシーの強制が可能です。また、ベリーモバイルでポリシー設定のサポートもさせていただきます。
・不正アクセス（20.3％）、バグやセキュリティーホール（1.8％）、ワームやウイルス（0.2％）
AI（Deep Learning/深層学習）を用いて無数のマルウェアを学習したDeep Instinctにより、既知・未知を問わず、マルウェアの侵入を防ぐことができます。さらに、セキュリティホールを狙うゼロデイ攻撃なども防ぐことができます。
4．まとめ
今回ご紹介させていただきましたように、WizberryとDeep Instinctを組み合わせることで、情報漏洩の原因の大部分に対して対策を講じることが可能です。人為的ミスなども、アプリや端末の機能の利用制限などにより、情報漏洩に繋がる恐れのある選択肢を、最初から無くしてしまうことにより防げることもあります。
セキュリティと、モバイル端末の利便性のバランスを考え、どこまで制限をかけるのか、どこまで許容するのかなども含めて、御社と一緒に考えさせていただければ幸いです。
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